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オンからオフへの切り替え時間

仕事終わりは
自分を整えるジム時間

柔軟な働き方を実現できるというSaaS営業。調査では、「7割以上が月20時間未満の残業」※との結果も出ていますが、ワーク・ライフ・バランスの実情はどのようなものでしょうか。大手SaaS企業でフィールドセールスとして活躍する20代のSさんの働き方とライフタイムである"After18:00"の過ごし方に迫りました。
※本記事は、2026年2月20日現在の情報です

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1 勤務中|SaaS営業フィールドセールス職のワークタイム

大手SaaS企業に転職し3年目を迎え、フィールドセールス職として活躍する20代のSさん。まずは、現在の業務や働き方など、オンであるワークタイムについて伺いました。

SaaS営業フィールドセールス職のリモートワークのイメージ写真
フィールドセールスとしてオンライン商談が中心のワークスタイル。場所に縛られないなど柔軟に働けるのは大きなメリットだという

フィールドセールスとして、顧客と商談の日々

前職では、「前向きに働く人を増やしたい」という思いから、人材紹介事業を柱の一つとする会社に勤め、人材コーディネーターとして求職者と企業のより良いマッチングをサポートしていました。求職者一人ひとりの人生がかかった選択なので、大きな責任とやりがいを感じながら全力で取り組んでいました。その分、働き方はかなりハードでしたが(笑)。業務にも慣れた2年目を迎えるタイミングで、あらためて自身の働き方を見つめ直すようになりました。そうした中で、就活当時から抱いていた法人営業への興味が次第に強くなり、転職を意識するようになりました。

その後、エージェントを通じて、HRSaaSシステムを企業に提供するSaaS企業に入社。この業界は未経験でしたが、人事領域における人材マネジメントを支援するプロダクトに、「自分のキャリアの原点となる思いの延長線がある」と感じたことが最終的な決め手でした。

現在はフィールドセールスとして、プロダクトの導入を検討している顧客との商談を主に行っています。前職での経験も生かして、まずは顧客の話にしっかり耳を傾けることを大切にしています。その上でコミュニケーションを重ね、顧客自身もまだ気づいていない潜在的なニーズや本質的な課題を探りながら、プロダクトやその価値が「今」だけでなく「将来」にわたってどのように応えられるのかを丁寧に伝えることを心掛けています。HRSaaSのプロダクトは、SaaS業界でも競合が多い分、考え抜いた提案が受注につながったときは、素直にうれしいですし、達成感がありますね。

業務効率化の秘訣は、タスクの優先順位付け

SaaS営業は目標値が明確な分、考えて動く力が求められるそう。その分、自身の成長も実感しやすいという

今の会社はフレックス制度を導入していて、始業は9時が多く、終業は18時半頃で、繁忙期は、残業することもあります。全社的にはリモートワーク中心ですが、働き方を個人で選べるので、私の場合は週3日は出社、週2日はリモートワークというスタイルです。大事なタイミングでは対面での商談が多く、全国の取引先に足を運ぶこともありますが、もともと人と話すことが好きなので、移動や対面でのやり取りを負担に感じることはありません。

SaaS営業では、他の職種と常に連携して業務を進めていくことが欠かせません。中でもフィールドセールスは、前工程のインサイドセールスや後工程のカスタマーサクセスなど、関わる職種が多いポジションです。そのため、各職種と直接コミュニケーションを取った方がスムーズな場面も少なくありません。そうした場合は効率性を重視して出社し、オンライン商談や提案資料の作成は主に自宅で行うなど、業務内容に応じて働き方を使い分けています。

また、フィールドセールスの業務は多岐にわたるため、限られた時間の中で効率良く進めるために、タスクに優先順位を付けながら時間管理を徹底しています。業務は、クラウド上で完結できることも多く、場所に縛られないなど柔軟に働けるのは大きなメリットです。

一方で、「自由」と「責任」はセットだと捉えています。自由度が高い分、自分で仕事を管理し、成果に向き合う必要がある。だからこそ考えて動く力が求められ、その分、成長も実感しやすい環境だと感じています。

2 お仕事終わり|SaaS営業フィールドセールス職のライフタイム

フィールドセールスとしての働き方は多忙ながらも充実しているといいます。新しい業界での働き方になじんできたことで、最近はプライベートがより充実しているそうです。自己投資にもつながる趣味時間や休日の過ごし方など、SaaS営業の“After18:00”の過ごし方とは?

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働き方が効率的になり、リモートワークで通勤時間が減ったこともあり、プライベートな時間も増えたそう。特に、筋トレにはまっていてジム通いが日課に

週3でジム通い。筋トレで、引き締まった体づくりを

前職はフル出社でしたが、今はリモートワークの日には移動時間がなくなるなど、プライベートに充てられる時間が自然と増えました。SaaS営業らしい効率的な働き方を身に付けてきたこともあるのかもしれません。生まれた時間を有効活用しようと、数カ月前からジム通いを始め、今では週4回、長いときは1回2時間ほどトレーニングするのが習慣になりました。

小学生から野球部に所属し、大学ではピッチャーだったこともあり、もともと体は鍛えていた方でした。ですが、社会人になってからは、気づけば“横方向”に成長する一方……。いつの間にか、自己最高体重を更新していました。

筋トレ道具のイメージ写真
5キロのダンベルを自宅に常備。思い立ったときにすぐトレーニングできる環境が、習慣化のコツだそう

商談で顧客と直接会う機会が増える中で、「自分をアップデートするために、もう少し引き締めたい」と一念発起。ジムで本格的に筋トレを始めてから、体重は約2キロ落ちました。実を言うと、「モテたい」という気持ちが裏テーマにあるのは、ここだけの話です(笑)。

そんな筋トレですが、今では自分自身と向き合う大切な時間になっています。思考がクリアになり、商談や提案に向き合う際のキレにも変化を感じるようになりました。心身のコンディションが整い、仕事にも良い影響がありますね。

仕事終わりの一杯がたまらない! 全国へ旅行にも

ジムに通う以外にも、仕事終わりにはカスタマーサクセスなど職種を越えた同僚たちと大好きな飲み会を楽しんだり、休日に元上司とキャンプに出かけたりと、プライベートの時間がこれまで以上に充実しています。そうした時間の中で育まれる関係性が、仕事にも生きていると感じます。

また、気持ちにゆとりが生まれ、旅行に出かける機会も増えました。大学時代の野球部は全国から集まったメンバーで構成されていて、卒業後はそれぞれ地元にUターンして就職しています。そうした友人を頼って泊まらせてもらい、旅費を抑えながら各地を巡るのが定番スタイル。持つべきものは“全国の友”ですね(笑)。
最近では沖縄に行き、澄んだ海と青い空の下で過ごす時間や、爽快感とスリルを全身で味わえるバナナボート体験など、思いきり満喫できました。そんなリフレッシュ時間が、仕事へのモチベーションにもつながっています。

3 大公開! SaaS企業のフィールドセールス職のワーク・ライフ・バランスの満足度

SaaS企業のフィールドセールス職として働くSさん「平均的なスケジュール」とワーク・ライフ・バランスの満足度を大公開! 最後は、ワークライフバランスへの思いにも迫ります。

自分らしいワーク・ライフ・バランスで、毎日が充実

Sさんの「平均的なスケジュール」&ワーク・ライフ・バランス満足度

月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
ワークタイム 10:00~19:30
(残業)
10:00~19:30
(残業)
10:00~19:30
(残業)
10:00~19:30
(残業)
10:00~19:30
(残業)
ライフタイム
(就寝・家事等を除く)
3時間 3時間 2時間 2時間 2時間
ワーク・ライフ・バランスの満足度

繁忙期と閑散期で多少の波はあるものの、現在は平均すると週3日は定時で業務を終えられています。週2日は残業する日もありますが、業務が自分の成長につながると考えているので、上司に相談しながら無理のない範囲でがんばっています。

3年目を迎えた今は、職種を越えて連携し、チームで成果を生み出すSaaS営業の仕事そのものが面白く、自分が主導して進められる仕事も増えて、「働くって、こんなに楽しかったんだ」と思っています。 先日、友人から「顔つきが柔らかくなったね」と言われたこともあり、働き方も含めて、今の仕事が自分に合っているのだと感じています。

成長し続けるために、ワーク・ライフ・バランスは欠かせない

SaaS営業フィールドセールス職のイメージ写真

あらためて感じているのは、成長していくためにはワーク・ライフ・バランスが欠かせないということ。無理なく働き続けられる環境があってこそ、成長の可能性も広がるのだと思います。

知識ゼロでSaaS企業に飛び込んだ1年目は、業界やプロダクト知識の習得、顧客理解に必死で、思うように成果が出ない時期もありました。それでも前向きに仕事に向き合えたのは、メンター制度などのサポート体制に加え、ワーク・ライフ・バランスを保ちやすい環境があったからこそ。そうした中で少しずつ努力が成果につながり、成長を実感できるようになりました。これからも自分らしいバランスを大切にしながら成長し続けていきたいです。